脂肪腫(リポーマ)の治療と手術

脂肪腫(リポーマ)とは

脂肪腫(リポーマ)とは脂肪のかたまりのことで、脂肪細胞から構成される良性の柔らかい腫瘍です。粉瘤・アテロームと混同されることもありますが、化膿して臭いを放つといったことはありません。稀に悪性の脂肪肉腫ということもありますが、一般的に多くみられるできもので皮膚との癒着はありません。ただし、手術で摘出しない限りは、自然に消滅することがないので、脂肪腫が増殖して大きくなるのを放置してしまうことで、ソフトボール大まで成長するケースもあります。

良性腫瘍ではありますが、早めの治療・摘出手術をおすすめしております。

脂肪腫(リポーマ)の症状

脂肪腫(リポーマ)の症状上から表皮・真皮・皮下脂肪組織からなる皮膚と、さらに皮下脂肪組織の下にある筋肉や骨によって人の身体は構成されています。そのほとんどが皮下脂肪の層に発生する脂肪腫には、通常、痛みやかゆみといった症状が出ることはありません。

多くの場合は皮膚のふくらみやしこりを感じて受診されるケースが多く、その大きさは、直径1cm程度の小さいものから10cm以上の大きさのものまであります。皮膚の上から触ると分かるほどの塊で、ゴムのように柔らかい感触が特徴です。

ただ、脂肪腫が発生した場所によっては神経を圧迫して、痛みを伴う場合もあります。また、稀ではありますが複数生じることもあります。

脂肪腫(リポーマ)の手術

脂肪腫(リポーマ)の手術

日帰り手術が可能、入院も不要

当院では、基本的に局所麻酔による日帰り手術での治療を行なっています。手術で全身麻酔が必要と思われるもの、悪性腫瘍(脂肪肉腫)であると考えられるものなどについては、提携先の総合病院や大学病院、癌センターなどを紹介させていただくことが可能です。

脂肪腫手術は保険適用が可能

脂肪腫の治療は、診断、検査、手術、病理検査のすべてで保険が効きますので、費用面でも安心です。医療保険に加入されている方は、手術給付金を受けられる場合もあり、公費なども全て適用されます。

手術時の痛みは全くありません

当院では局所麻酔を行う際に極細の針を使用するなど、できる限り痛みの軽減を目指しております。どうしても痛みについてご不安な場合は、一層のご配慮をさせていだきますので、お気軽にお声がけください。

手術後の注意点

術後の痛み

当日、翌日ぐらいまで痛みがありますが、痛み止めの内服薬を処方しますのでご安心ください。1cm以下小さい傷の場合は、ほとんど痛みがない治療を目指すことができます。

飲酒・運動

手術後は理想的には1週間、少なくとも3日程度は禁酒することが望ましいです。手術後の飲酒は傷の治りに大きな影響を与えますのでご留意ください。運動に関しては出血の可能性があるため、手術当日・翌日の運動は控えて頂くようお願いしております。それ以降は普段通りで構いません。

入浴は可能?

手術部位、傷の大きさにもよって変わりますので、医師にご確認ください。縫合をしたときは翌日からシャワーが可能になる場合があります。

抜糸時期

こちらも、部位や手術でできた傷の大きさにより異なりますので、担当医より丁寧にご説明させていただきます。手術後1週間から2週間程度が目安となります。