日帰り手術のご案内とQ&A

日帰り手術について

日帰り手術

手術や麻酔の方法、医薬・医療機材の開発など医学の進歩によって、入院しないとできなかった手術が日帰りで可能になっています。日帰り手術は時間に制約されやすい現代に大変有益な治療方法といえます。日常生活のリズムをあまり崩さず、早期に職場や家庭、学校に復帰できるなどの利点があります。当院が日常生活の犠牲を可能な限り少なく、きちんと治して、元の生活に早期に復帰するお手伝いをさせて頂ければ幸いです。

介護や育児で長期に家を空けられない方や予定がなかなか組めない自営業の方などをはじめ、今までなかなか時間が取れないために手術に踏み切れず、症状に悩まれていた方は、ぜひご相談下さい。

日帰り手術の流れ

初診日

まずは患者さまの症状を詳しくお聞きし、必要な検査を行っていきます。検査内容には鼠径ヘルニアの場合は、超音波検査、採血検査、心電図検査、レントゲン検査などがあり、痔の疾患の場合には肛門鏡検査、採血検査、心電図検査、レントゲン検査などが行われます。

それらの検査結果などから患者さまに病状を丁寧に説明させて頂き、手術が必要な場合は、手術日の日程調整を行います。

手術日

内容にもよりますが、多くの日帰り手術は約15分~60分で終了します。

しばらく様子を診るため手術後は、1時間~2時間ほど院内で安静にし、手術後に問題がなければそのまま歩いて帰宅して頂くこともできます。車でお越しの場合、手術を受けられた患者さまの運転はできませんので、お付添いの方などに運転をお願いをしてください。

帰宅後、麻酔が切れてくると、痛みが出てきますが、痛み止めのお薬を処方いたしますので、ご安心ください。万が一、手術後に異常を感じましたら、24時間いつでもご連絡いただける体制を整えております。

手術後の日常生活について

食事や歩行は当日から可能です。手術の30分後から歩行できるようになります。最初は看護師と一緒に歩いて頂きます。食事については当日から通常食をとっていただいて構いません。入浴に関しては手術の翌日からシャワー浴が可能です。また、翌々日からご自宅などでの入浴ができることもあります。

激しい運動に関しては、2週間は控えるようにして頂き、力仕事も同様に2週間は控えてください。お仕事上の都合などについては、当院でも様々な配慮やアドバイスをさせて頂きますので、お気軽に医師にご相談ください。デスクワークや軽作業であれば翌日から可能です。

手術後の予防について

痔の疾患に患者さまは、生活習慣の改善を行っていく必要があります。痔の主な原因には便秘や下痢が考えられるからです。

便秘を予防するには、食物繊維や水分を十分に摂取すること、適度な運動を行うことで腸の働きを助けること、無理なダイエットを避けて、排便時にもいきみすぎないようにすることなどがあります。下痢の予防するためには、常にお腹を冷やさないように心がけ、アルコールや辛い物・刺激物を摂りすぎないなど、できる範囲で注意しながら生活するようにしてください。

手術後の通院について

手術後の通院

鼠径ヘルニアの手術を受けられた方

手術後1日~3日以内に一度、さらにその後、10日~2週間の間に一度ご来院いただき、異常が見られなければ治療は完了となります。

遠方からご来院し、手術を受けて頂いた方・ご都合が会わない方で、翌日・翌々日のご来院が難しい場合、お電話での再診もご対応しております。できる限り患者さまのご都合に合わせるよう最大限配慮させて頂きますので、ぜひご相談ください。

痔の手術を受けられた方

ALTA療法(ジオン注射)の場合も切除手術を受けた方の場合も、手術後1日~3日以内に一度ご来院頂き、その後は2週間以内にもう一度ご来院して頂きます。ALTA療法(ジオン注射)を受けられた患者さまは1ヶ月~約1年の間は適時ご来院していただきます。切除手術を受けられた場合は1ヵ月経った段階でご来院頂いて、異常がなければそのまま治療は終了となります。

遠方からご来院し、手術を受けて頂いた方・ご都合が会わない方で、翌日・翌々日のご来院が難しい場合、お電話での再診もご対応しております。できる限り患者さまのご都合に合わせるよう最大限配慮させて頂きますので、ぜひご相談ください。

日帰り手術のよくあるご質問

Q1. 手術当日に帰宅して、本当に大丈夫ですか?

長く入院するほうが、病気の治療や合併症予防に良い影響があるというわけではありません。むしろ長期入院による弊害もあります。

日常生活を送られている患者さまを、なるべく支障とならない形で健康なままお戻しするのが日帰り手術の考え方です。日帰り手術を可能にしたのは、内視鏡手術やレーザー手術をはじめとする痛みが少ない体にやさしい低侵襲手術の出現と、麻酔の進歩によります。

また当院では手術前に十分なインフォームド・コンセントを行い、ご本人およびご家族の同意のもと、日帰り手術の実施を決定します。患者さまご自身が、日帰り手術について十分にご理解いただくことが治療の第一歩です。

Q2. 日帰り手術のメリットは?

患者さまにとっては、拘束時間を最小限にでき、あまり普段の生活に支障をきたさないことが一番の大きなメリットとして挙げられます。入院にまつわるわずらわしさがないため、多忙なビジネスマン・OL、自営業の方、小さなお子様やお年寄りを抱えた主婦の方々でも、日常生活の延長線上で手術をお受けになれます。加えて、半日入院というかたちになりますので入院費用が少ない分、治療費もお安く経済的ともいえます。

また、社会保険や国民健康保健といった保険者にとっては、治療費が安くなる分、国が推し進める国民総医療保険料の削減につながり、クリニック側としても高品質の医療を低コストでご提供することが可能になります。患者さま、保険庁、医療サイドのすべてにメリットがある三方よしの治療方法なのです。

Q3. 高齢者にも、日帰り手術は可能ですか?

ご高齢者の患者さまの場合、特に長期的な入院が引き金となって一過性の精神障害や認知症が進行するリスクがありますので、日帰り手術のメリットはより大きいと考えられます。

特別な基礎疾患などを患っていなければ、ご高齢者の方でも安心して日帰り手術をお受けになれますが、身の回りのお世話をするご家族の方などの協力が望ましく、お一人暮らしのご高齢者には、日帰り手術はおすすめできません。お一人暮らしのご高齢者でも家族の付添があれば可能です。

Q4. 手術当日に車の運転はできますか?

手術当日は患者さま自身が車の運転をすることはできません。お付添いの方にお願いするか、公共機関をご利用ください。

Q5.手術後痛みはありますか?また、自宅で痛みが出た場合はどうすればよいですか?

帰宅してから麻酔が切れてくると徐々に痛みが出てきますので、強めの痛み止めのお薬を処方しております。安心して服用してください。どうしても我慢ができない場合は、24時間いつでもご連絡ください。十分に麻酔が効いている状態で手術を行いますので手術中・手術直後は痛みはまずありません。

Q6.手術後の通院についてはどのようになりますか?

受けられた手術にもよりますが、多くの場合、手術後1日~3日以内に1度来院いただきます。その後は2週間以内に1度来院頂くというのが基本になります。患者さまの事情にもできる限り配慮し、ご来院が難しければ、お電話などでの受診も場合によってご対応させて頂きます。その後の通院は手術内容によって大きく変わりますので、医師などにご確認ください。